(8)同和問題を知ったきっかけから

 問11で同和問題を知ったきっかけについて尋ねている。回答者の年齢別でみると、「父母や家族から聞いた」と回答した割合は、60歳代で36.5%ともっとも高く、次いで70歳以上が33.0%、50歳代が30.6%と高くなっている。また、「学校の授業で教わった」は、30歳代で63.0%ともっとも高く、次いで40歳代が52.0%、20歳代が50.0%となっている。~
 若い世代ほど、学校教育の中で学習したということである。解放教育研究会作成の「にんげん」教材が大阪では広く使われた現実から、同和問題に対する誤った認識が植え付けられ広げられたということを押さえておかなけばならない。~