2011-07-18から1日間の記事一覧

(11)学歴別同和地区に対するイメージから

報告書票5−1−1−8に、高学歴の人ほど、~ 「所得が低い人が多く住んでいる」~ 「閉鎖的な意識を持った人が多い」~ 「集団で行動することが多い」~ 「えせ同和行為がある」~ 「特別扱い、優遇されている」~ と考えている傾向が見られるのはなぜか。と言うこ…

(10)同和問題を解決するための施策から

同和問題を解決するために効果的と思われる施策や対応についてたずねたところ、「非常に効果的」「やや効果的」と答えた人の合計の割合は、『(4)学校教育・社会教育を通じて、差別意識をなくし、広く人権を大切にする教育・啓発活動を積極的に行う』が56.…

(9)同和地区の噂から

問18で同和地区の噂に関して尋ねている。 「同和地区の人はこわい」とか、あるいは「同和対策は不公平だ」というような話を聞いたことがあるかについてたずねたところ、「ある」と回答した割合が60.5%であり、誰から聞いたかをたずねたところ、「友人」と…

(8)同和問題を知ったきっかけから

問11で同和問題を知ったきっかけについて尋ねている。回答者の年齢別でみると、「父母や家族から聞いた」と回答した割合は、60歳代で36.5%ともっとも高く、次いで70歳以上が33.0%、50歳代が30.6%と高くなっている。また、「学校の授業で教わった」は、3…

(7)同和地区に対するイメージから

同和地区に対するイメージについてたずねたところ、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人の合計の割合は、『(10)いまでも行政から特別な扱いを受け、優遇されている』の割合が55.4%ともっとも多く、次いで『(6)なにか問題が起こると、…

(6)同和問題に関する差別意識から

差別意識に関する回答であるが、相変わらずが13,2% 強まるが0,3%と少数派。ないが9,2% わからないが14,1%というようになっている。多数派は、「薄まりつつあるが残っている」53,5%である。まだ差別意識は残っているが、どんどん薄ま…

(5)住居を選ぶ際の意識の状況から

法的に同和地区がなくなって9年がたつ。にもかかわらず、八尾市長のように同和地区が今もあると議会で発言し、議員がそれはどこの地区かと尋ねると、尋ねることは差別発言だと公言する状況にある。行政がもう同和地区はない、これからもない、住民からの問…

(4)結婚に関する意識の状況から

同和問題の最後の壁と言われていた結婚問題である。前回までの調査は、人柄・性格などの現実的な回答を除いたもので批判を浴びてきたアンケートだった。しかし今回は,現実的な回答項目が載せられた事により,府民のより現実的な結婚意識が明らかになったと…

(3)人権問題学習の中味は同和問題学習

人権問題学習の中味についてであるが、問8−2で学校・職場で一番印象に残っているのは何かという問に関して、同和問題と答えたのが68,1%であった。このことからも人権問題学習=同和問題学習であったといえる。これらの中味は授業・講演・ビデオ視聴覚…

(2)同和問題に偏った調査に対する拒否傾向

同和問題に偏った調査に対する拒否傾向が見られる。~ 総数 2000人 回収率 45,2% 903人~ うち大阪市 621人 回収率 35,8% 209人~ 府下 1388人 回収率 49,3% 685人~ というように、半数以上の府民が回答をせず,大阪市民に…

2010年府民意識調査から

(1)はじめに 上記の報告書が2011年3月に大阪府から出されている。大阪市からも同様の報告書が出されている。いずれも、大阪府、市のHPに載せられているので見ることができる。とりあえずその特徴点をあげておきたい。