2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

教師は地域のことを知っておかなければならないとしてフィールドワークと称して同和対策事業が行われた地域に行くことは必要なことでしょうか。

教育委員会などが新任教員研修の一環として同和対策事業が行われた地域を特別に取り上げたフィールドワークなるものを今なお行っています。 「部落差別の現実に学ぶ‥・」と称して、新任教員にここが「部落」だと教え、部落解放同盟関係者を講師に招いて、現…

「もし、将来部落差別にあうかもしれない。だから教えないといけない。」のでしょうか。

部落差別として将来あうものとしてあげられてきたものに、就職差別と結婚差別があります。就活の時代と言われる今日、就職差別を企業はできるのか、婚活の時代と言われ非婚化、未婚化が進む今日、結婚差別を本当にできるのかといえば、ほとんどありえないの…

部落問題の解決とはどんなことですか。

一例として、2012年に大阪府泉南市が市民3000人を対象に「泉南市くらしやすいまちづくりに関するアンケート調査」と称して行った問17をあげます。問17では、「あなたは同和地区出身者の友人や知人がいますか」と尋ね、さらに「家族・親族がいる…

「解放教育」とはなんですか。

1965年の部落解放同盟の分裂以後、中央本部派が従来の同和教育に対置させて提唱しはじめた教育。 1967年に結成された全国解放教育研究会の「会則」によると、「解放同盟の方針に沿い、解放教育の推進をはかる自主的な組織」であるとされ、「部落出身…

「部落民宣言」「立場宣言」をどう考えたらよいのでしょうか。

狭山事件を「差別裁判」として闘争をすすめてきた部落解放同盟が、1976年におこなった全国一斉の同盟休校闘争でとった戦術が始まりであり、小・中・高校の部落解放同盟関係者の児童・生徒に「自分は部落民です」と級友の前で宣言させることによって、差…

インターネットでは差別的な言動があふれていますが、どう考えればよいのでしょう。

インターネットはコミュニケーションの輪を広げる便利な道具ですが、一方で、インターネットにより他人の人権を侵害する事件(人権侵犯事件)も発生してきました。 インターネット上で他人への誹謗中傷や無責任なうわさ、プライバシー情報を流すことは、人権…

「すべての学校園所で部落問題学習を」はどう考えればよいのでしょうか。

「すべての学校園所で部落問題学習を」という主張は、幼稚園や保育所から、小・中学校では、教科書に書かれている以上の部落問題学習をせよというものです。 特別に部落問題学習を行うことは、「部落」以外の住民は,差別をする住民だという『罪の意識』を持…

部落解放同盟が暴力・利権団体というのは、ほんとうですか。

暴力団体という典型例が、八鹿高校事件です。1974年11月22日、兵庫県立八鹿高等学校で、集団下校中の教職員約60名を部落解放同盟の同盟員が学校に連れ戻して13時間にわたり監禁、暴行し、教師48名が負傷、うち29名が重傷、1名が危篤となっ…

同和対策事業はなぜ終了したのですか。

答えは、平成13年1月26日に総務省大臣官房地域改善対策室が、各都道府県自治体に通達した「今後の同和行政について」という、通達文を読めば,端的にわかります。 特別対策を終了し一般対策に移行する主な理由として、 (1)特別対策は、本来時限的な…

「部落」「同和地区」今もあるのですか。

部落問題・部落差別でいう「部落」は、江戸時代の賤民身分の人々が暮らしていた集落の呼称です。明治時代になっても、江戸時代の旧身分秩序は、明治憲法、旧民法、旧戸籍法などの制度的不備により、不十分な解体しかなされなかったことが原因で、職業、結婚…