2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

セツルメントとは

隣保事業ともよばれる。スラムなど一定の地域に居住する労働者や貧困者の生活と文化の向上をはかることを目的として、教育・経済保護・文化厚生施設・相談活動・調査活動などをいとなむもので、その活動の中心として多くの場合ホールをもち、そこに定住して…

衡平社(運動)とは

朝鮮人の中できびしい差別と迫害をうけていた人びとの解放運動団体。白丁は、屠殺、柳器の製造販売などを行い、李朝後期(18〜19世紀〉には職業も特殊化し、生活圏も隔離され、異端視された。 日本の全国水平社結成に刺激されて 1923(大正12)年衡平社を創立。…

奈良県同和行政の終結に関する調査集計表

*奈良県同和行政の終結に関する調査集計表2 0 0 9年11月1日現在 国民融合をめざす部落問題奈良県会議 1、平成21年度で、旧同和地区を対象にした物的事業がありますか。あれば、その事業名と平成21年度の予算額をご記入ください。*奈良市 環境…

和歌山県「同和行政」の終結に関する調査

2011年2月現在(1)平成22年度で、旧同和地区にある公共施設の維持・管理・運営(助成)事業があり ありますか。あれば、その施設名と、平成22年度の管理等に関する予算額をご記入ください。 職員を派遣していれば、その人数と人件費の予算額をご記入下さい。*和…

弾左衛門とは

祖先は摂津池田から出て源頼朝につかえたというが、明らかでない。代々弾左衛門を襲名。徳川家康が江戸を建設する時、皮革の調達と関東賎民身分の総取締りの特権をあたえられたというが、正確には 17世紀後半(慶安の頃〉と考えられている。 長吏頭(エタ頭〉…

行政闘争とは

部落解放全国委員会が全国水平社の部落委員会活動にまなび、第7回全国大会(1951)で決定された運動方針にもとづいて闘ったオール・ロマンス事件(1951年)および和歌山県西川県議差別事件(1952年)の経験をとおして確立させた差別行政反対闘争…

勤評闘争とは

1958 (昭和33)年をピーグに、日本教職員組合(日教組)が広範な人々の支援をえてたたかった、教員に対する勤務評定反対闘争をいう。 教育公務員特例法の改悪を内容としたいわゆる「教育2法」の制定(1954年〉教育委員の公選制から任命制への切りかえ (1956年…

市民的権利とは

イギリス革命やフランス革命など反封建のブルジョア革命によって勝ち取られたブルジョア的権利のこと。 部落解放運動のなかで、部落差別を市民的権利にかかわる問題として明確に認識してくるのは、全国水平社第13回大会 1935年からで、「部落差別の反社会性…

矢田事件とは

1969 (昭和44)年 3月13目、大阪市教組東南支部役員選挙で、書記次長に立候補した木下浄教諭が労働条件の改善などを訴えた挨拶状を組合員に配布したのに対し、部落解放同盟大阪府連と矢田支部は、挨拶状を「差別文書」と一方的に断定、推せん文に名前をつらね…

家父長制的家族制度とは

構成員個人の人格や人聞の結合をこえて成立・存続する「家」集団の内部で、その唯一の代表者である家長の絶対的な権力のもとに不平等な身分事的支配関係がつらぬかれていた前近代的家族の制度。 日本では明治以降も、家父長制的家族制度が法的にも維持・温存…