部落解放同盟正常化全国連絡会議〈略称「正常化連」) とは

部落解放同盟正常化全国連絡会議〈略称「正常化連」)
部落解放同盟中央本部〈朝田派〉によって「組織的に不当排除された府県連、支部が、綱領と組織を守り、部落住民の切実な要求を実現するために、運動をあやまらせている中央本部の融和主義、部落排外主義、反共主義を打ち破り、部落解放運動全体の正常化と歴史的前進をきりひらく使命をもって、連帯と団結をつよめて活動する」ことを目的として、 1970(昭和45)年 6月に結成された組織。当初は京都・山口・広島・岡山の 4府県連と大阪府連4支部によって結成されたが、運動の前進とともに組織も拡大し、 1976年には20都府県連、8県連準備会・支部となり、「部落解放運動の本流として真の部落解放と民主主義、統一戦線、政治革新の旗を大きくかかげてたたかう全国組織に成長」した。その結果、 1976(昭和51)年 3月の第 5回全国代表者会議の決定にもとづいて発展的に改組し、組織の名称を「全国部落解放運動連合会」に改めた。 1969 (昭和44)年11月10日に創刊された新聞『解放の道』も、正常化連から全解連の機関紙として引きつがれた。