安保闘争とは

日米安全保障条約 1951年 9月8日調印改訂に反対して、日本の民主勢力が1959(昭和34)年から翌年にかけて 1年半以上にわたって展開した歴史的な大闘争。 1959年 3月28日、社会党共産党(オブザーパー)総評をはじめ数百万の組織された民主勢力を代表する百数十の団体が参加して、「安保改訂阻止国民会議」が結成され、さらには市町村・校区別にまでも共闘組織がつくられた。
中央レベルでの統一行動だけでも23回、その他ストライキ・集会・デモンストレーション・署名・国会請願など多面的で戦闘的な闘争が行われた。結果的には安保改訂を阻止することはできなかったが、アイゼンハワー米大統領の来日を阻止し、岸内閣をたおし、国会を解散させ、その後のさまざまな国民各層でのたたかいに大きな前身をもたらした。