全国部落解放運動連合会とは

(略称「全解連」) 解放同盟中央本部の反共・排外主義事路線に反対して解放同盟から排除された府県連によって 1970(昭和45)年に結成された部落解放同盟正常化全国連絡会議が、1976C昭和51)年 3月に聞かれた第 5回全国代表者会議の決定にもとづいて発展的に改組し、組織の名称を「全国部落解放運動連合会」に改めた。全解連のたたかいの基調は、今日の部落問題の歴史的特徴と本質、解放への展望を科学的な理論にもとづいてあきらかにし、新・旧の差別主義をうちやぶり、部落住民の社会的・経済的・文化的地位向上と国民融合をめざす、組織の抜本的強化、発展をかちとり、解放同盟の無法、暴力、不正義を克服して、国民各層の広範な支持をかちとる、共同闘争を前進させ、部落問題の根本的解決をなしうる政治革新の実現、統一戦線の結成と前進のために奮闘する、とされている。この目的を実現するため、毎年、部落解放要求貫徹全国闘争を展開し、政府交渉と国会請願をおこない、全国婦人交流集会、全国青年交流集会、全国部落問題研究集会、部落問題大学習会などを開催し、部落問題についての理論的・実践的交流を深めてきた。そして、2004年、全国地域人権運動総連合に発展・改組されて現在に至る。