奈良県平群中事件とは

奈良県平群中学校の教師集団が狭山事件「差別裁判反対闘争」に子どもたちをまきこむことに反対したことに対し、 1978年 6月6日、部落解放同盟奈良県連がこれを「差別」として校長・教頭らを糾弾したのにはじまり、不当な糾弾には応じられないとする教師集団に 4ヶ月以上にわたって、「同盟休校」や「すわりこみ」などで圧力をかけ糾弾会への出席を強要するとともに、町教委や県教委を屈服させて同校の同和教育推進教員解任を約束させた事件。これに対し平群中の教師集団、父母、奈良県教組、全解連平群町住民が「解同」の蛮行と教育介入に抗議してたちあがり、県外からも多数の支援をうけて闘いを展開、「解同」の策動を粉砕するとともに、 9月26日には県教委に、 10月14日には平群町当局に、同推教員解任を事実上撤回させる勝利をおさめた。