部落解放研究所とは

*部落解放研究所とは

1968 (昭和43)年 8月1日、部落解放同盟大阪府連合会の指導と援助のもとに、部落解放闘争の一環として、原田伴彦・上田卓三らにより大阪部落解放研究所として大阪市に設立された。1970(昭和45)年に部落解放研究所と改称、 1975(昭和50)年に大阪府より社団法人の認可をうる。機関誌「部落解放」 1968年に季刊として創刊、 1971年 4月より月刊〉、紀要「部落解放研究」 1972年創刊 をはじめ『奥田家文書』、『南王寺村文書』の出版、『融和事業年鑑』、『融和事業研究』の復刻など関係図書の刊行のほか、部落解放夏期講座 1970年発足、部落解放研究者会議 1979年発足〉などを主催。行政、教育、社会教育、文化・歴史、運動の各部門を設け、部落解放同盟と緊密な連繋のもとに研究活動がすすめてきた。事務所も大阪府大阪市が建てた部落解放センターに、解放同盟中央本部、同大阪府連、同和金融公社などとともに同居し、行政からの多額の補助金をもとに、民主的研究組織の部落問題研究所に対抗してきた。同特法が終了し、行政から部落解放センターからの立ち退きを要求され、2010年立ち退いた。